2005年09月23日

「書―戦後六十年の軌跡 1945―2005」が10月刊行

書の本明.jpg 美術年鑑社から日本の美術シリーズ4「書―戦後六十年の軌跡 1945―2005」が10月刊行される。
 書の巨匠から現代作家まで1,260点あまりのカラー図版と論考で「現代の書」の全貌を解き明かす。
 <主な内容>田宮文平選定 戦後書壇に輝く名作64選(作品解説付き)、現代書家1042人の自選優品、戦後の書名作選ほか。
 ●「書―戦後六十年の軌跡」 監修:田宮文平 A4判変型・上製・約880ページ 定価3,465円(送料600円)全国の書店または美術年鑑社までご注文ください。(美術年鑑社 TEL03‐3293‐7481、FAX03‐3295‐1896)



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2005年09月02日

「書 戦後六十年の軌跡」から松本芳翠

書道.JPG 昭和34(1959)年の第二回日展に発表され、翌昭和35(1960)年に日本芸術院賞を受賞した作品。もともと愛媛県伯方島の実家の薬局を継ぐべく明治薬学校にすすんだ理科系の人であるが、近藤雪竹に学んで、若くして『筆之友』誌の特待生となり、書に転じた。各体ともによく熟したが、特に楷書は有名で、碑の書や、船名、雑誌のタイトルなど一世を風靡した。この「談玄觀妙」は行草書であるが、点画の精妙なことは楷書が背景にあるからだとも言える。
 古来、論議の喧しかった孫過庭書譜の“節筆”について、理科系らしい明快な方法で論証し、中国、日本の学界をあっと言わせたことは、松本芳翠一代の快事である。(田宮文平)
 ●「書 戦後六十年の軌跡」は10月発売予定。3465円(税込み)発行:美術年鑑社 03-3293-7481



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